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CHICAGO & ボブ・フォッシー page 1
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スタートポジション

◆ブロードウェイでもTVでも映画でも大成功をおさめ、アメリカのエンターテンイメント界を完全制覇し「ショービズの帝王」と呼ばれたボブ・フォッシー。興行的な成功ばかりではなく、芸術家としても革新的で、「ダンスを変えた」、「真のアメリカのダンスを創造した」といわれる人物です。ですが、名前はよく知っていても、作品は見たことがない、という方もおられるのではないでしょうか。
◆ダンス界の最高学府ジュリアードをはじめとして、アメリカで7年間ダンスを学んだ青山さんほど、フォッシーを語るのに相応しい人はなかなかいないので、「青山航士を応援する会」で誕生日会を開いた際、"CHICAGO"とフォッシーについて話して頂きました。ダンスファンならもう「1万へぇ」ぐらい付けたくなるような話題ばかり! 6月への期待がさらに高まります。
 ではまずはファンには絶対覗くことのできないオーディションの話題から・・・
◆THE AUDITION/オーディション
◆"CHICAGO"は青山さんにとって、ずっと出たかった作品の一つだったそうですが、2008年の日本公演は、すでに他の舞台に出演が決定していたため出演されませんでした。そして今回の再演でご本人にとってもファンにとっても待望の出演となったわけですが、さすがはフォッシーの代表作、オーディションもブロードウェイのハードルの高さが感じられる内容だったようです。
◆課題のダンス(フォッシーナンバー数曲、バレエ)・芝居(当日配布された台詞を言い 演じる)・課題曲をビデオに収録し、アメリカ本国のスタッフに送付して審査、とのことで、遠い東洋の国の再演であっても自分たちの目で選ぶフォッシーの後継者たちの周到さに驚かされました。
◆また、再演からの出演となるのは青山さんを含めてたった2名だそうです。入念な選考方法に驚くと同時に、あえてその2名の中に青山さんを選び出す選択眼の確かさに、一観客として信頼を抱きます。
◆『ウエストサイドストーリー』04/05年日本公演の際、ジエローム・ロビンズ最晩年の愛弟子で作品の後継者であるジョーイ・マクニーリー氏は、オーディションで出演を決めた青山さんに、役名の枠を取り払ってハイライトシーンの数々をゆだねました。今回の"CHICAGO"のオーディションのお話にも、ブロードウェイはブロードウェイであり続けるために、また作品の質を保持するために、人の能力を自分の目で見定め、選び出すことを重視しているのがひしひしと感じられます。
◆カンヌ映画祭グランプリを受賞したフォッシー監督作品『オール・ザット・ジャズ』もオーディションシーンから本編が始まります。さまざまなフォッシーの「帝王」伝説からすると意外な感じもしますが、実際のフォッシーはオーディション参加者に対してとても丁寧に接する人だったそうです。人選に細心の注意を払うのが、エンターテインメントの覇者の基本姿勢なのかもしれませんね。
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