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クローズアップ
CHICAGO & ボブ・フォッシー page6
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 「CHICAGO」の海外プロダクションで、フォッシー・スタイルの指導にあたるゲイリー・クリスト氏。青山航士さんも稽古場の雰囲気が一気にヒートアップしたとブログに書いていますが、凄いキャリアの持ち主です。ジョフリー・バレエ団、イリ・キリアンのネザーランドバレエシアター3を代表するダンサーであると同時に、ミュージカル界でも活躍し、「ウエストサイドストーリー(WSS)」のベルナルド役もレパートリーでした。
 青山さんも現在WSSのブロードウェイ公演振付を担当しているマクニーリー氏演出のWSS日本公演(04-05)でハイライトシーンの殆どを踊りあげました。青山さんにとって「CHICAGO」はずっと出演したかった作品の一つ、そして「WSS」はもう一度出演したい作品なのだそうですが、実際にその両方に出演できる、というのはごく限られた人だけだろうと思います。
 J.ロビンズ振付のWSSは、クラシックの基礎を厳格に踏まえた技術が求められ、あの有名なベルナルドを先頭に三人が真横に片脚を上げる振付も、ロビンズ自身は上げた脚が少しでも内側に入っているとOKを出さなかったそうです。
 一方のフォッシーは、誕生日会で青山さんも触れていましたが、クラシックには不可欠ともいえる完全なターンアウト(外股)が骨格的に無理だったことや、大柄なダンサーの多いアメリカでは背が低かったことなど、自分の身体的なコンプレックスを逆手にとって「猫背・内股」の振付を考案しました。
 古典的な鍛錬を積んだ結果、姿勢が良く、股関節が開ききって、街を歩く時も外股という人が多いダンサー達にとって、「内股」の衝撃はかなり大きかったと思います。
 正反対の運動を要求する、この二人の振付家の作品を踊るということは、人体の最大限の可動域を要求されることでもあるかもしれませんね。next page(青山サンの画像リンクあります)
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